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もくじ
- オールシーズンタイヤとは
- オールシーズンタイヤの性能
- オールシーズンタイヤのメリット・デメリット
- オールシーズンタイヤで「チェーン規制」がある道路でも走行可能?
- オールシーズンタイヤの選び方
- 当店おすすめのオールシーズンタイヤ
- ヨコハマタイヤ BluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス AW21)
- グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)
- グッドイヤー Vector 4Seasons GEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)
- グッドイヤー ASSURANCE WEATHERREADY(アシュアランス ウェザーレディ)
- ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1(オールシーズンマックス AS1)
- トーヨータイヤ ALL SEASON CELSIUS(オールシーズン セルシアス)
- ミシュラン CROSSCLIMATE2(クロスクライメイト2)
- ピレリ Cinturato ALL SEASON SF2(チントゥラート オールシーズン SF2)
- ノキアン SEASONPROOF(シーズンプルーフ)
- ネクセン N'blue 4Season(エヌブルー フォーシーズン)
- マキシス ALL SEASON AP2(オールシーズン AP2)
- デリンテ AW-5(エーダブリューファイブ)
- まとめ
オールシーズンタイヤとは
オールシーズンタイヤとは、夏用と冬用の性能を両立させた全天候型タイヤのことです。
晴れた日の乾いた路面や雨天時の濡れた路面、そして冬のちょっとした雪が積もった路面でも安心して走行できます。
性能としては雪道も走れる夏タイヤと言えるかもしれません。
ちなみにタイヤの種類は次の3つに分けられます。
- 夏タイヤ(ノーマルタイヤ)
- 冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)
- オールシーズンタイヤ
夏タイヤと冬タイヤの特徴についても、簡単にご紹介していきます。
夏タイヤ(ノーマルタイヤ)
新車時に装着されているタイヤで、一般的に「ノーマルタイヤ」と呼ばれています。
優れた乗り心地を備え、濡れた路面では高い排水性やドライ路面でのグリップ性能の高いタイヤです。
ただし、気温が極端に低かったり、凍結した路面や雪上路面を走行するのには向いていません。
冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)
低温でも硬化しない素材を使用して作られており、降雪時や路面凍結時など滑りやすい状況でも高い制動力を発揮します。
ゴム自体が柔らかく、夏タイヤと比べて摩耗や劣化が早くなりがちであるため、使用時期が限られます。
Youtubeではオールシーズンタイヤオススメ5選を紹介しています!
オールシーズンタイヤの性能
オールシーズンタイヤは、ノーマルタイヤではスリップしてしまうような雪が積もった路面も走行できる性能があります。
スタッドレスタイヤほどの性能とまではいきませんが、浅雪や圧雪路、シャーベット状の路面であればオールシーズンタイヤで走行することが可能です。
ただし、運転する際にはグリップを過信するのは大変危険ですので、細心の注意を払って下さい。
また、スタッドレスタイヤとは違い、凍結したアイスバーンのような滑りやすい路面では使用できません。
凍結するような地域に行く場合は、スタッドレスタイヤの装着が必要です。
それぞれのタイヤの性能を比較した表を掲載しておきますので、オールシーズンタイヤの性能把握にお役立てください。
スタッドレスタイヤ | オールシーズンタイヤ | サマータイヤ | |
---|---|---|---|
乾いた路面 | △ | ○ | ◎ |
濡れた路面 | △ | ○ | ◎ |
浅い雪 | ◎ | ○ | ✕ |
圧雪 | ◎ | ○ | ✕ |
シャーベット上の雪 | ◎ | ○ | ✕ |
凍結路 | ◎ | △ | ✕ |
冬用タイヤ規制 | 通行可 | 通行可(商品によります) | チェーン装着必須 |
SUV・ミニバン用オールシーズンタイヤのオススメはこちらの動画から!
オールシーズンタイヤのメリット・デメリット
ここで、もう一度オールシーズンタイヤのメリット・デメリットをまとめておきます。
メリット
- タイヤの保管場所が必要なくなる
- 繁忙期でも慌てず対応できる
夏タイヤと冬タイヤを使い分ける場合、どちらか装着しない方のタイヤを保管して置く場所が必要になります。
もちろん広い敷地がある方であれば問題ありませんが、都心に住んでいる方などはタイヤの保管場所に困るという声も沢山聞きます。
オールシーズンタイヤであれば降雪が少ない地域だと1年を通して履き続けることができるため、保管場所を必要としません。
また、冬のシーズンが近づくと一斉にスタッドレスに履き替える人が増えてきます。
そうなると、お店は予約で一杯になり、なかなか交換することができなくなります。
しかし、あらかじめオールシーズンタイヤを装着していれば、多少の雪でもそのまま走り続けられるため、繁忙期に交換できなくても慌てなくて済みます。
もちろん交換の必要もなくなるため、交換費用を節約できるのもメリットの一つと言えるでしょう。
デメリット
- 夏・冬タイヤと比べて性能が劣りがち
- タイヤの選択肢が少ない
オールシーズンタイヤは夏タイヤと比べると燃費性能や静粛性、快適性などが劣りがちです。
また、極端に積雪が多い地域や路面が凍る地域ではオールシーズンタイヤでは対応しきれなくなるため、冬タイヤを装着しなければいけません。
ほかにも、オールシーズンタイヤは各メーカーのラインナップも少ないため、選択肢が限られてくるのもデメリットの一つです。
ただ、本記事の後半でご紹介するように、様々なメーカーから特色あるオールシーズンタイヤが販売されていますので、メーカーを問わずに探せば選択肢を多く取ることができます。
オールシーズンタイヤで「チェーン規制」がある道路でも走行可能?
オールシーズンタイヤでは「チェーン規制」の道路を走行することはできません。
厳密に言えば、スタッドレスタイヤを装着していても「チェーン規制」の道路は走行できません。なぜなら「チェーン規制」は文字通りタイヤチェーンを装着しなければいけない区域だからです。
ただし、「冬用タイヤ規制」であれば、スタッドレスタイヤ同様、オールシーズンタイヤでも走行することができます。
- チェーン規制・・・タイヤチェーンの装着が必要
- 冬用タイヤ規制・・・全車輪に冬用タイヤ、もしくは駆動輪にタイヤチェーンの装着が必要
※必要な措置は地域によって異なります。

また、最近ではほとんどのオールシーズンタイヤに写真のような「スノーフレークマーク」が付けられています。
スノーフレークマークとは
欧州の冬用タイヤとして認証されたマークのことです。 このマークが付けられているタイヤは厳しい極寒地でも性能を発揮できるタイヤとして認定された証拠となります。 欧州では2012年から降雪時に「スノーフレークマーク」が付いているタイヤの装着が求められています。
このマークが刻印されている商品であるか、というのはオールシーズンタイヤを選ぶにあたって非常に重要な要素と言えるでしょう。
タイヤのサイドウォールに「SNOW」「M+S(マッドアンドスノー)」と刻印されていても、雪道に対応しているオールシーズンタイヤではないものもあるので、注意してください。
オールシーズンタイヤの選び方
オールシーズンタイヤを選ぶ時は、次のような性能を確認すれば良いのか気になると思います。
- 雪上性能
- ドライ性能
- ウエット性能
- 耐摩耗性能
- 静粛性・乗り心地
- 燃費性能
- 価格
この7項目に分けてそれぞれ詳しくご紹介していきます。
ご自身のお車の使い方や、走行する地域などを念頭に入れて検討してみてください。
これらの情報は各タイヤの公式サイトに詳しく言及されていることが多いため、気になるタイヤがあれば確認することをおすすめします。
1.雪上性能
まず1番気になるのがこの性能ではないでしょうか。
降雪時に安心して走行できるタイヤを選ぶのが最低条件かと思います。
雪の上でも「走る、止まる、曲がる」性能を確実に発揮するタイヤを選びましょう。
2.ドライ性能
オールシーズンタイヤと言っても1年を通して履き通すのであれば、ほとんどはドライ路面を走行することになります。
となると、摩耗係数が高い通常の路面でもふらつくことなく安定して操舵できるかや、急ブレーキをかけた時にしっかり止まれるか、などの性能を見極める必要があります。
3.ウエット性能
日常的に車を利用される方は、ドライ性能に加えてウエット路面での性能についても考える必要があります。
雨が降ると摩耗係数が小さくなるため、このような状態でもコントロールを失うことなく安定して走行できるように、排水性が高く設計されているものを選びましょう。
4.耐摩耗性能
トレッドのゴムがどこまで摩耗に耐えられるのかも重要です。
オールシーズンタイヤはドライタイヤと比べてゴムが柔らかく溝が多いため、どうしても摩耗が速くなりがちです。
しかし、最近のモデルは接地面を均一化したりブロックの剛性を向上したりすることで、耐摩耗性能も改善されつつあります。
5.静粛性・乗り心地
タイヤひとつで自動車の乗り心地は大きく変化します。
オールシーズンタイヤはタイヤのパターン(接地面の形状)が荒く静粛性を求めにくいタイヤではありますが、種類によって多少の差があります。
6.燃費性能
今や多くのタイヤが低燃費性能を兼ね備えています。
オールシーズンタイヤは性能上燃費性能を求めにくいため言及しているタイヤは少ないものの、付加的な要素として燃費性能をチェックしてみましょう。
7.価格
最後に忘れてはいけないのが価格です。
オールシーズンタイヤはメーカーや種類によって価格には多少のバラつきがあります。
性能に迷ったら価格を見てコストパフォーマンスが優れているものを購入するのも1つの方法だと言えるでしょう。
当店おすすめのオールシーズンタイヤ
当店でおすすめするオールシーズンタイヤは次の通りとなります。
- ヨコハマタイヤ BluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス AW21)
- グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)
- グッドイヤー Vector 4Seasons GEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)
- グッドイヤー ASSURANCE WEATHERREADY(アシュアランス ウェザーレディ)
- ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1(オールシーズンマックス AS1)
- トーヨータイヤ ALL SEASON CELSIUS(オールシーズン セルシアス)
- ミシュラン CROSSCLIMATE2(クロスクライメイト2)
- ピレリ Cinturato ALL SEASON SF2(チントゥラート オールシーズン SF2)
- ノキアン SEASONPROOF(シーズンプルーフ)
- ネクセン N'blue 4Season(エヌブルー フォーシーズン)
- マキシス ALL SEASON AP2(オールシーズン AP2)
- デリンテ AW-5(エーダブリューファイブ)
様々なメーカーから販売されているオールシーズンタイヤは、メーカーやモデルによって特色が異なります。
それぞれ詳しくご紹介していきますので、タイヤ選びの参考にご利用ください。
ヨコハマタイヤ BluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス AW21)

ヨコハマタイヤ初のオールシーズンタイヤです。
ヨコハマタイヤの看板商品であるスタッドレスタイヤ「アイスガード」で培われたスノー技術と、夏タイヤ「ブルアース」の技術を惜しむこと無く費やして開発されました。
M+Sマークに加え、スノーフレークマークが刻印されているのがポイントです。圧雪から乾いた路面まで様々な路面でも安定した性能を実現させていて1年を通して安心して走行ができるタイヤだと言えます。
トレッドパターンは独自のV字型パターンを採用。ドライ路面でもしっかり走れるように、剛性を損なわないようにしつつあらゆる方向からエッジ量も確保しています。
具体的にはサマータイヤに比べ、7割近くエッジ量を増やす事に成功しており、主溝からの分岐で排雪・排水する事もできます。
また、ショルダー部分のブロックを大型化することで直進安定性も向上。高速道路などの長距離移動も快適です。
溝量もスタッドレスタイヤの「アイスガード6」より15%増えており、優れた雪上性能とウェット性能を両立させています。
1年を通してお車を頻繁に利用する方に最適なタイヤだと言えるでしょう。
発売日 | 2019年1月 |
サイズ | 14〜19インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・ドライ・ウエット路面でも安定した性能を発揮 ・高速道路などの移動も快適 |
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グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)

路面状況に変化が生じる日本特有の気候に適したオールシーズンタイヤです。
全天候・多彩な路面コンディションにおいてグリップ性能と操縦安定性を両立しています。
M+Sマークに加え、スノーフレークマークも刻印されています。
タイヤの表面のトレッドパターンには特徴的なV字型ラインを採用。さらにセンター部分にはワッフル状の凸凹を配置し、路面との密着性を強化しています。
これにより、雪上やウエット路面での高い排水性と、ドライ路面の走行安定性を確保しています。
ほかにも、タイヤの表面は剛性の高いブロック形状を採用しているため、変摩耗抑制効果もあります。
オールシーズンタイヤの中でも乗り心地が良いタイヤで、ドライ路面走行時の静粛性もかなり高いのもポイント。ドライ路面での走行機会が多い人におすすめです。
発売日 | 2016年8月 |
サイズ | 13〜18インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・高い排水性 ・乗り心地や静粛性も高い |
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グッドイヤー Vector 4Seasons GEN-3(ベクター フォーシーズンズ ジェンスリー)

先ほどご紹介したVector 4Seasons Hybridの上位モデルとして登場したプレミアムオールシーズンタイヤです。
ライフ性能・パターンノイズ・ロードノイズの3つの性能が向上し、より環境性能・快適性が向上しました。
トレッド中央部にある大型のサイプは地面に設置した際に広がるように設計されており、より多くの雪を排出。サイプ部分の交差点も広がるため、排出した雪をスムーズに逃がします。
また、摩耗が進むにつれ溝面積が大きくなる特殊構造を採用しているため、雨天時も安心して走行することができます。ちなみにウエットブレーキ性能は4Seasons Hybridと比べ約8%向上しています。
さらに新コンパウンドの採用により、ライフ性能は30%も向上しています。ワンランク上のオールシーズンタイヤを求めている人にぴったりのタイヤと言えるでしょう。
発売日 | 2022年8日 |
サイズ | 15〜19インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・高い排雪性能 ・4Seasons Hybridの上位モデル |
グッドイヤー ASSURANCE WEATHERREADY(アシュアランス ウェザーレディ)

ミニバンやSUV向けに開発されたオールシーズンタイヤです。
車重が重くて重心が高い車両でも余計なふらつきが起きず、快適に走行できるように設計されているのがポイントです。
大豆油をコンパウンドに配合した「ソイビーンオイルテクノロジー」により、低音時でも高いグリップを発揮。雪上や氷上などの低温路面でもしっかり地面を捉えてくれます。
また、摩耗が進むと横幅が広がるように設計されているため、安定したトラクション性能とウエット性能を発揮。力強いSUVの加速にもしっかり応えてくれます。
ミニバンやSUVに乗っている方はこちらのタイヤを選んでおけば、まず間違いないでしょう。
発売日 | 2018年8日 |
サイズ | 16〜20インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・ミニバン・SUV向けのタイヤ ・摩耗が進んでも高いトラクションを確保 |
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ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1(オールシーズンマックス AS1)

住友ゴム工業から発売されているオールシーズンタイヤです。
冬等の低温下でも固くなりにくい新開発の「超マルチコンパウンド」が採用されており、ドライ路面、ウェット路面、雪道など、様々な路面で安定したグリップ力を発揮します。
また、トレッドセンター部に「スイッチグルーブ」と呼ばれる横方向の溝が設けられています。これにより溝の交差するポイントを増やし、力強いトラクションとブレーキ性能も実現しています。
さらに特徴的なトレッドパターンは、V字型の主溝で効率よく両サイドへと排水しつつ、水膜の浸入も防ぎます。ウエットブレーキ性能はドライバーに安心感を与えてくれるでしょう。
深溝設計と新開発コンパウンドによりロングラン性能も高められているため、摩耗も気にせず使い続けることもできます。
幅広いサイズがラインナップされているため、迷ったらまず本製品から適したサイズを探してみるのが良いかもしれません。
発売日 | 2019年10月 |
サイズ | 13〜20インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・マルチに安定したグリップを発揮 ・幅広いサイズ展開 |
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トーヨータイヤ ALL SEASON CELSIUS(オールシーズン セルシアス)

トーヨータイヤから発売されているSUV向けの全天候型オールシーズンタイヤです。
トレッドコンパウンドにはシリカの分散を向上させる「アクティブポリマー」を採用することで、高い雪上性能を持ちながら、スタッドレスタイヤで劣りがちなウエット性能も向上。シビアな環境でも高いグリップを持つため、装着しているだけで大きな安心感を得られます。
また、本製品は非対称パターンが採用されています。
OUT側はドライ・ウエット路面で対応できるように設計されており、グリップ力や接地性、操縦安定性を確保。IN側はジグザグブロックを採用し、雪道でのトラクション性能や圧雪路面等のグリップ力を向上させています。
一部サイズでビジネスバン向けモデルも展開されているため、商用車にもおすすめのタイヤです。
発売日 | 2019年8月 |
サイズ | 14〜18インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・天候問わず大きな安心感 ・商用車向けのモデルもあり |
ミシュラン CROSSCLIMATE2(クロスクライメイト2)

夏タイヤに要求されるドライ・ウェット路面での高いブレーキング性能と、雪上走行性能の高さで好評の「CROSSCLIMATE+」をさらに進化させたモデルです。
全天候を問わず最後まで続く安全を目指して開発されたため、高い初期性能が長く続くのがポイントです。
新開発のコンパウンドと新Vシェイプトレッドパターンにより排水・排雪効果がより高められており、従来モデルと比べ、雪上性能は7%向上、ウェット性能は6%向上しています。
また、摩耗度が3段階でわかるトレッドウェアサインが新たに設置されています。
同社の夏タイヤの「エナジーセイバープラス」以上にロングライフで摩耗しにくく、摩耗しても雪上性能を持続させるサイプ技術により長く使えるタイヤとなっています。
長く使いたい人に最適なモデルと言えるでしょう。
発売日 | 2021年10月 |
サイズ | 15〜20インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・初期性能が長く続く ・高いロングライフ性能 |
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ピレリ Cinturato ALL SEASON SF2(チントゥラート オールシーズン SF2)

ピレリから販売された新型のオールシーズンタイヤ。あらゆる気象条件で高い走行性能を発揮できるように開発されています。
トレッド面を見ていただくと、非常に細かく溝が付けられているのがわかります。
中央にはジグザグのV字溝が配置されており、ハイドロプレーニングを抑制。各ブロックには3Dサイプが設けられているため、雪上でも安定したグリップを発揮します。
さらにサイド部分にはピッチが最適化された溝配置となっており、ピレリらしいドライ路面での静粛性や快適性もしっかり継承しています。
ほかにも本製品は、一部のサイズでランフラットやシールインサイドも採用されています。万が一のトラブルに対しても最大限の備えをしておきたいという人におすすめのタイヤです。
※ランフラット・・・パンクなどでタイヤの空気圧が無くなってもしばらく走行できる構造
※シールインサイド・・・トレッド面に異物が刺さっても瞬時に穴を塞いでくれる構造
発売日 | 2021年10〜12月 |
サイズ | 15〜19インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・幅広い条件で高い走行性能を発揮 ・ランフラット・シールインサイドあり※一部のサイズ |
ノキアン SEASONPROOF(シーズンプルーフ)

フィンランドのタイヤメーカーであるノキアンから発売されているプレミアムオールシーズンタイヤです。
冬場での走行安定性はもちろん、ドイツの高速道路「アウトバーン」での走行テストにより、耐摩耗性能や転がり抵抗性能などドライ路面に求められる性能も高められているのもポイントです。
方向性パターンを排雪・排水性能も確保。「マルチ・ファンクショナル・オールシーズン・サイピング」により細かなサイプによりシャーベットの路面に対応できるように設計されています。
本場フィンランドで鍛えられた冬路面での走行性能を持つため、信頼性は抜群。積雪が多い地域にお住まいの方におすすめのタイヤと言えるでしょう。
発売日 | 2021年4月 |
サイズ | 14〜19インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・ドライ路面での高い走行性能 ・本場で鍛え上げられた雪上・氷上性能 |
ネクセン N'blue 4Season(エヌブルー フォーシーズン)

韓国のタイヤメーカーであるネクセンから発売されているタイヤです。
夏のドライ・ウエット路面はもちろん、浅雪・シャーベット路など冬の滑りやすい路面での走行に配慮されているため、突然の降雪時にも対応できます。
排水性能を向上させるために採用された「ディレクショナルパターン」は、耐アクアプレーニング性能とシャーベット状の雪道で安定したグリップを発揮。また、3Dサイプの採用により、スノートラクションとドライ路面の両方でもグリップを維持してくれます。
トレッド面を均一に接地させる形状をしているため、あらゆる路面でバランスの取れたグリップ性能を持つタイヤだと言えるでしょう。
雪道でのグリップ力に重きをおいてタイヤを選びたい人におすすめのモデルです。
発売日 | 2017年9月 |
サイズ | 13〜18インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・バランスの取れたグリップ性能 ・シャーベット路面での走行も想定 |
マキシス ALL SEASON AP2(オールシーズン AP2)

台湾のタイヤメーカー「マキシス」から発売されているオールシーズンタイヤです。
独自に開発された方向性トレッドパターンとフルシリカコンパウンドが、雪上やウエット路面で高いグリップを発揮します。
トレッドのセンター部には3Dサイプを採用し、エッジ効果を向上。ブレーキングやハンドリング性能が向上するため、ドライバーのアクションに瞬時に反応してくれます。
また、2本のワイドストレートグルーブに加え、両側に横溝を設けることで雪上性能や排水性能を高めています。
コスパに優れたオールシーズンタイヤをお求めの方に適していると言えるでしょう。
発売日 | 2018年3月 |
サイズ | 13〜16インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・高いハンドリング性能 ・コストパフォーマンスに優れている |
デリンテ AW-5(エーダブリューファイブ)

デリンテは中国のメーカーです。日本では馴染みが薄いかもしれませんが、アメリカでは高い人気があり、年間1500万本の生産実績があります。
そしてデリンテから発売されている AW-5は、シーズンを通して高い性能が発揮できるように開発されたオールシーズンタイヤ。
コンピューターにより最適化されたトレッドパターンピッチで、共鳴によるロードノイズを大幅に軽減させています。
また、「広域排水路グループ」と呼ばれる大きな3本の縦溝で排水性を確保しつつ、IN側には複数の交差パターンデザインを設けています。
加えて大きめのブロックは雪をしっかり踏み固めてくれるため、凍った路面や雪道でのトラクションとグリップに期待ができます。
OUT側のブロックでは大きなブロックデザインを採用し、高い剛性も確保。スピードが乗っても安定したハンドリング性能を発揮します。
サイズ | 14〜17インチ |
スノーフレークマーク | あり |
特徴 | ・ミニバンやコンパクトカーまで広く対応 ・安定した雪上性能 |
まとめ
「オールシーズンタイヤ」と一口に言っても、多くのメーカーから特徴の異なる商品が発売されています。正直どれが良いのかわからなくなることもあるのではないでしょうか。
自身のお車に適したタイヤを選ぶには、走行地域やお車の利用方法、求める性能によって比較検討していくことが重要です。
当店では、幅広いラインナップのオールシーズンタイヤを取り揃えております。今回ご紹介した製品はもちろん、それ以外のタイヤも取り寄せることが可能です。
店頭ではスタッフがさらに詳しくご案内いたしますので、お気軽にご利用ください。
〜埼玉県川越市最大級のタイヤ専門店〜
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