SUVは乗用車と比べて重心が高く、車重が重いため、セダンやコンパクトカーなどと比べてタイヤにかかる負担は大きくなります。
また、「都市型SUV」ともいわれるクロスオーバーSUVは、優れた走破性だけではなく、セダンのような快適な乗り心地も備えるオールラウンダーな車に仕上がっています。
そう考えると、クロスオーバーSUVが本来の性能を発揮するには、装着するタイヤもそれ相応のものを選ぶ必要が出てきます。
そこでおすすめなのが、2024年7月にグッドイヤーから発売されたアシュアランスマックスガードSUVです。
本製品は、ハイレベルな静粛性と、雨の日でも安定したグリップ性能を発揮するSUV専用タイヤ。クロスオーバーSUVのために登場したと言っても過言ではありません。
そこで本記事では、登場間もない最新のSUVタイヤであるアシュアランスマックスガードSUVの特徴や、前モデルからどれだけ進化したのかをご紹介していきます。
SUVにお乗りの方で、タイヤの履き替えをご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
静かで雨の日も安全に走れるアシュアランスマックスガードSUVの特徴
グッドイヤーのコンフォートタイヤブランドといえば、E-Grip(エフィシェントグリップ)が有名です。
E-Gripは、静粛性やハンドリング、耐摩耗性や低燃費性など、日常のドライブシーンが快適に送れるように設計されたブランドシリーズ。SUV向けに味付けされた「E-Grip SUV HP01」も発売されていました。
ただ、E-Grip SUV HP01は、2015年の登場から9年もの歳月が経過していました。
そこで新たにグッドイヤーは、E-Grip SUV HP01の後継モデルとして、アシュアランスマックスガードSUVを発表。アシュアランスマックスガードSUVには、グッドイヤーの持つ最新テクノロジーが搭載されています。
- 静粛性を考慮したブロック形状
- 「ActiveGripテクノロジー」で濡れた路面でも安心
- 「DuraGuardテクノロジー」で衝撃や荷重にも強い
順に詳しく見ていきましょう。
1.静粛性を考慮したブロック形状
アシュアランスマックスガードSUVのトレッド表面を見ると、センターのブロックの溝が交互に斜めに切られているのがわかります。
斜めに切られた3本のブロックの両端には、幅を狭くした細かなブロックを配置。タイヤが路面に設置した際に発生するノイズが低減されるため、走行中は静かで快適なドライブが楽しめます。
また、トレッド表面が均一に接地する形状にもなっています。このおかげで偏磨耗が防がれ、タイヤ自体も長持ちします。
ちなみに本製品は全サイズで「低車外音タイヤ」の認定も受けています。
2.「ActiveGripテクノロジー」で濡れた路面でも安心
一般的なタイヤは、縦に入った太溝が排水溝の役割を果たしていますが、アシュアランスマックスガードSUVには、この縦溝に加えて、ブロック自体には縦横無数の溝も切られています。
これは「マルチバイティングエッジ」と呼ばれ、効率的に水膜を切る役割があります。
また、タイヤの素材にはシリカを配合した「ActiveGripキャップコンパウンド」が採用され、トレッド表面には一定の粘弾性があります。
このおかげでウェット路面でハンドルを切っても、タイヤがしっかり追従して曲がってくれます。
3.「DuraGuardテクノロジー」で衝撃や荷重にも強い
SUVは元々車体が重いため、走行中にギャップを踏むと、タイヤに大きな負担がかかります。
しかしアシュアランスマックスガードSUVは、車体と外部両方から受ける負荷にしっかり耐えるような設計をしているので安心です。
また、タイヤの内部には、タイヤの骨格部分であるカーカスが仕込まれていますが、本製品にはスチールベルトのカーカスが2層の「2プライ構造」となっています。トレッド下部にあるベルトにも、2本の「高張力スチール」が採用されています。
このおかげで、外部からの衝撃だけでなく、コーナリング時など、荷重が大きくかかるシーンでも、ふらつくことなく安定した操縦性を発揮します。
アシュアランスマックスガードSUVとE-Grip SUV HP01を比較
ここでは、前モデルE-Grip SUV HP01と比較して、どのように変わったのかご紹介していきます。
全体的に性能が底上げされていますが、その中でも特に大きいのが、パターンノイズ、ロードノイズと、ウェット性能の向上です。
グッドイヤーでは、以下のようにアナウンスしています。
- パターンノイズ(騒音エネルギー)・・・27%低減
- ロードノイズ(騒音エネルギー)・・・30%低減
- ウェットブレーキ(ABS作動時)・・・6%向上
現物がどう変わったのかもじっくり見てみましょう。
ラベル
タイヤのパターン名が変わっています。
トレッド面
トッレドパターンが大きく変化しています。
前モデルのHP01に比べ、溝の幅が狭まったことによって静粛性能の向上や、エッジ数の増加などによるウェット性能の向上が期待出来ます。
サイドウォール
デザインが変更されています。
店舗の意見
実物の写真を見ていただくとわかるように、アシュアランスマックスガードSUVは、タイヤパターンが大幅に変更されてます。
このパターンには、グッドイヤーの最新技術が詰め込まれています。
近年のSUVは乗り心地も優れてきていますので、車内での快適性も求められます。その点を考えると、「低車外音タイヤ」に認定されている本製品の貢献度は大きいと言えるのではないでしょうか。
ライズやヴェゼルなどのコンパクトSUVから、BMW XシリーズやメルセデスベンツGクラス、レクサスRXなどの高級SUVまで、幅広く装着できるタイヤに仕上がっています。
SUVにお乗りの方で、ご家族や友人を乗せる機会が多い方や、より快適に安心してドライブを楽しみたいという方は、本製品を選んでおけば間違いないでしょう。
アシュアランスマックスガードSUVのサイズ展開
SUV専用設計のアシュアランスマックスガードSUVでは、15〜19インチ、全27種類が展開されています。
また、全サイズでJATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)の定めるグレーディング制度、
- 転がり抵抗性能・・・B
- ウェットグリップ性能・・・b
を取得しています。
19インチ | 18インチ | 17インチ | 16インチ | 15インチ |
---|---|---|---|---|
235/50R19 99V | 225/50R18 99W XL | 235/55R17 99H | 235/60R16 100H | 215/70R15 98H |
225/55R19 99V | 215/55R18 99V XL | 215/60R17 96H | 215/65R16 98H | |
235/55R19 105V XL | 225/55R18 98V | 225/60R17 99V | 215/70R16 100H | |
255/55R19 111V XL | 235/55R18 104V XL | 235/60R17 102H | 225/70R16 103H | |
225/60R18 100V | 225/65R17 102V | 245/70R16 111H XL | ||
235/60R18 107W XL | 235/65R17 108V XL | 265/70R16 112H | ||
245/60R18 105H | 245/65R17 111H XL | |||
265/60R18 110V | 265/65R17 112H |
※235/50R19 225/50R18 こちらの2サイズは、リムプロテクター付きです。
※XLは、より耐荷重性に優れたエクストラロード規格のタイヤです。
まとめ
SUV専用タイヤとしてさらに磨きがかかったアシュアランスマックスガードSUV。
前モデルのE-Grip SUV HP01と比べて静粛性やウェット性能が大きく向上し、さらに乗りやすいタイヤへと仕上がっています。
日本では道路環境やコスト面の観点から、コンパクトSUVが増えてきていますが、近年のSUVは機能が充実し、車重も増しています。
最近のクロスオーバーSUVは乗り心地が優れた車両もたくさんあるため、お車の長所を活かすには、お車の特性に合ったタイヤの装着が欠かせません。
そう考えると、今回登場したアシュアランスマックスガードSUVの存在は大きいと思います。
SUVにお乗りの方で、より静かに安全に車に乗りたいとお考えの方は、ぜひご検討ください。
もちろん当店相広タイヤ商会 タイヤガーデン川越でも販売しております。
また、今回ご紹介した以外のSUV向けタイヤも各種取り扱っております。
お車の特性に見合ったタイヤをご提案させていただくことも可能ですので、タイヤ交換をご検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。