ブリヂストンのブリザックVRX3はどう変わった？特徴や価格・サイズ・VRX2との比較を詳しく紹介

ひと昔前と比べると平均気温が高くなり、降雪地域が限られてきたため、場所によってはスタッドレスタイヤがさほど重要視されなくなってきました。

しかし北海道や東日本、山間部などは、依然として激しい降雪量や、氷点下を下回る気温となるところがたくさんあります。

そう考えると、やはりまだまだ日本でスタッドレスタイヤは必要不可欠と言えます。

スタッドレスタイヤと言っても様々な種類があり、メーカーにより価格や性能が大きく異なりますので、タイヤ選びにお困りの方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、2021年9月に登場した最新モデル「ブリヂストン ブリザックVRX3」です。

本記事では、ブリザックVRX3の特徴や価格帯などを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ブリザックVRX3の特徴

もともとブリヂストンのスタッドレスブランド「ブリザック」のタイヤは、北海道・北東北主要5都市での装着率が46.2%と、非常に高い数字を記録しています。2台に1台はブリザックを装着していると考えられるのは、かなり高い装着率であることがわかります。

また、北海道札幌市のタクシーでのブリザック装着率は69.5％と、こちらも驚異的な数字です。

そして30年を超える歴史を持つ「ブリザック」シリーズの最新モデルとして登場したブリザックVRX3は、新開発のフレキシブル発泡ゴムを使って作られた歴代最高性能のスタッドレスタイヤです。

前モデルのVRX2と比べると、全体的に性能が向上しているのはもちろん、特に次の性能が大きく向上しています。

1. 氷上グリップ性能・・・20％向上
2. 摩耗ライフ・・・17％向上

具体的にどのように進化したのかを詳しく見ていきましょう。

1.氷上グリップ性能を20％向上

VRX2の時から氷上グリップが優れているのが大きな特徴でしたが、VRX3ではさらにそこから性能に磨きがかかり、20％も向上させることに成功したのは、

• 発泡ゴム形状の見直し
• タイヤパターンの改善

が行われたからです。

従来の発泡ゴムは、細かな球状の発泡で水の膜を無くし、ゴムと氷をしっかり接地させることでグリップさせていましたが、VRX3では楕円形状の発泡にすることで、毛細管現象を引き起こし、より大きな給水力を実現。

このおかげで、安定した氷上グリップを得ることに成功しています。

また、トレッド表面には細かな凹凸が設けられており、装着初期から水膜をしっかり除去してくれます。

ほかにも、水流の動きをコントロールするブロック形状とすることで、タイヤ接地面に余分な水膜を作らないようにしています。

摩耗ライフ17％向上

もう一つの特徴である摩耗ライフの向上は、新トレッドパターンの効果が大きいでしょう。

まず、ブロック形状を均等にし、力が均一にかかるようにすることですべりを軽減しています。

また、ブロック形状や向きに応じてサイプの角度を適切に配置することで、不用意に剛性を削ることなく凍った路面をしっかり捉えてくれます。

すべり量を均一にすることでトレッド全体で受け止めるようにグリップしてくれますので、摩耗ライフが大きく向上しました。

劣化に強くてやわらかさを維持し続けるフレキシブル発泡ゴム

ブリザックVRX3には、先ほどご紹介した2つの特徴のほかに、

• 新素材「フレキシブル発泡ゴム」
• 非対称のサイド形状

の特徴もあります。

従来型のVRX2は「アクティブ発泡ゴム2」を採用していたが、VRX3はロングステイブルポリマー配合の新素材「フレキシブル発泡ゴム」を採用しています。

劣化に強く、やわらかさを維持し続けてくれるフレキシブル発泡ゴムのおかげで、新品時から4年使用しても大きく性能低下することがありません。

また、サイド部分の形状を異なるものにすることで直進安定性と応答性を実現しています。

スタッドレスタイヤの弱点であった乾いた路面での不安定感がありませんので、快適に運転できます。

ブリザックVRX3のサイズ展開や価格帯

軽自動車からミニバンまで幅広い車種で安定したブレーキング、コーナリング性能を発揮してくれるブリザックVRX3は、12～20インチ、111種類と非常に幅広いサイズ展開となっています。

ここでは、タイヤサイズとメーカー希望小売価格を一覧でご紹介します。

※下の表は、あくまでメーカー希望小売価格です。

当店での販売価格はこちらからさらにお値引きさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

VRX2との比較

ここでは、実物のVRX2とVRX3を比較し、どのように変わったのかを見ていきましょう。

まずはタイヤラベルを見てきます。

赤とシルバーを基調にしていることは変わりません。

ラベルの文字やロゴデザインは、VRX3となったことで、左右ではなく、上下に分割されています。

サイドのデザインも大きな変更はありませんが、浮き上がりの文字が反対になっているのが確認できます。

トレッドパターンは、大きく変わったのがわかります。

VRX2は、各ブロックでエッジ(角)が多くなるような形をしていますが、VRX3はシンプルな並行四辺形が均等に配置されているようになっています。

拡大してみると、VRX3の方がブロック同士の隙間が狭くなっているのがわかります。

明らかに路面との接地面が増えており、接地面の増加も、氷上性能20％アップの要因の一つです。

一般的には溝の幅が細く、接地面が増えると排水性が悪くなると言われていますが、ブロック形状を平行四辺形にすることで、効率よく流れるようにしています。

このおかげで排水性はきちんと保たれています。

店舗としての意見

雪山へレジャーへ行かれる方には「氷上性能」と「雪上性能」が優れているVRX3おすすめするのはもちろん、坂道での発進や制動に安心感が持てるため、車重の重いワンボックスユーザーにとっても心強い味方になってくれるでしょう。

逆に車重の軽い軽自動車などはトラクションがかかりにくいため、雪や氷で滑りやすい特徴がありますが、優れた氷上性能と雪上性能を持つ本製品が心強い味方になってくれるのは間違いありません。

また「ブリザック」シリーズは、しっかりした性能を持っている代わりに値段が高いというイメージを持つ人も多いはずです。

しかし、全ての性能が揃っており、スタッドレスタイヤの中では世界トップレベルのタイヤであることは間違いありませんし、トップメーカーが開発した最先端のタイヤと考えると、決して高い値段ではないはずです。

特に今回のVRX3は、今までトップクラスのスタッドレスタイヤであったVRX2よりも氷上性能がさらに20％UPと驚異のテスト結果も出ています。

これはタイヤ専門店の私たちも驚きの数字で、選んでおいて間違いのないタイヤと断言できます。

まとめ

ブリヂストンスタッドレスシリーズの最高峰モデルとして登場したブリザックVRX3は、もともと氷上グリップに定評がありましが、そこからさらに20％の向上と驚異的なグリップ性能を誇ります。

ロングライフや快適性も考慮された設計であることや、幅広いサイズ展開とされているため、スタッドレスタイヤを探している人全員におすすめできるモデルです。

もちろん当店でもブリザックVRX3を取り扱っておりますし、それ以外にも様々なメーカーのスタッドレスタイヤも販売しております。

また、当店は創業時からのノウハウや実績、お客様からのフィードバックを蓄積しており、お客様のお車に見合ったタイヤをご提案することも可能です。

タイヤ選びのことなら、ぜひ当店相広タイヤにおまかせください！

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