TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2023 東日本シリーズ Rd.5が11月11日、12日に富士スピードウェイで開催されました。
弊社は関東工業自動車大学校様へレースで使うタイヤの供給とういう形でサポートをしています。
東日本シリーズもついに最終戦です。
富士スピードウェイは日本の真ん中ということで東西から多くの参加者が集まり盛り上がるレースとなりました。
今回は3台体制。年間チャンピオンを獲得した30号車、関東工業自動車大学校の学生が自らエントリーし、ドライバーを務める137号車。
そしてカートコースを経営するクイック羽生様とのコラボにより、普段はメカニックとして参戦していた学生が念願のドライバーデビューをはたした965号車。
若い学生さんの車両も応援していきたいと思います。
予選ラウンド
天候は曇、路面コンディションはウェット、出場台数は94台。
前日の練習走行では非公式ながらトップタイムを記録し悪くない状態で挑んだ予選でしたが、予選当日は路面が部分的に乾きセッティングや運転が非常に難しいハーフウェットの状態。
B組での予選ということで先に走るA組のタイムやコース状況を見ながらセッティングを行います。
路面が乾ききらないと予想しウェットよりのセッティングを施しコースイン。
路面は部分的に濡れてはいましたが、路面温度とタイヤの溝厚、空気圧のマッチングが悪くリアタイヤがグリップしすぎてしまう状態でタイムが伸びず大苦戦。
特に100Rと最終コーナーでまったく車が曲がらなかったようで予選はB組7位。
学生の137号車はA組24位で見事決勝に進出、965号車はA組28位とあと一歩及ばす予選敗退でコンソレーションレース(予選不通過車両を対象としたレース)にまわります。
決勝ラウンド
路面コンディションはドライ、出場台数は54台。8周のレースです。
A組とB組の合算で13番手からのスタート。
もう前に出るしかないためフォーメーションラップからリアタイヤをしっかりと温めて1週目から勝負にでられるように準備。
富士はコース幅が広いため他のサーキットよりも追い抜きのチャンスがあります。
そしてレーススタート。
1コーナーでは3台4台が並んで入り大混戦。
その混戦に紛れてポジションアップを狙います。
レースは9台がリタイアするほどの激しいものに。
クラッシュや混乱を利用し少しずつポジションを上げ、ようやく前が開けた頃にはレースも終盤戦になってしました。
前に出るまでに時間がかかってしまい思うように進まないレース展開でしたが、温存していたタイヤを最終ラップにすべて使い全力アタック。
レースの中で最も早いタイムを出した者にポイントがつく「ファステストラップ」を狙います。
ブレーキもタイヤもきつい状況でしたが他選手が出していたタイムを0.5秒更新し見事、ファステストラップを記録。
最終順位は10位と予選より順位を上げてゴールです。
順位は納得いくものではなかったようですが、ここ一番での速さを見ることができ、グランドファイナルに向けて期待が膨らみます。
学生の137号車は決勝35位、965号車はコンソレーションレースで2位とこちらも大健闘です。
今シーズンのレースも残すは日本一決定戦グランドファイナルのみです。
今シーズンは年間チャンピオンを見事獲得をしましたので、日本一も目指して頑張って欲しいです。
ぜひ、ヤリスカップに興味を持っていただき、関東工業自動車大学校を一緒に応援していきましょう。