2025年10月、ミシュランのクロスクライメートシリーズに待望の新型が登場しました!
クロスクライメートは、サマータイヤに求められるドライ・ウェット性能に、雪道での高いグリップ力をプラスしたオールシーズンタイヤです。
2015年にヨーロッパで誕生して以来、今年で10周年の節目を迎えます。
そんな特別なタイミングで誕生したのが「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3 SPORT」です。
今回は、正当進化を遂げた「クロスクライメート3」に加え、より高速安定性やハンドリング性能を高めたスポーツモデル「クロスクライメート3 SPORT」が登場しました。
これまでのクロスクライメートは、通常モデルに加えてSUV向けのモデルが販売されていました。
今回は、新たにスポーツカーやプレミアムカー向けに開発されたオールシーズンタイヤが登場。『スポーツ×オールシーズンタイヤ』という新たなジャンルを開拓しています。
そこで本記事では、新たに登場した「クロスクライメート3 SPORT」の特徴や新技術についてご紹介していきます。
スポーツカーやプレミアムカー、ハイパフォーマンスを発揮するお車にお乗りの方は、ぜひご参考ください!
↓通常モデル「クロスクライメート3」については、こちらで詳しくご紹介しています。
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もくじ
クロスクライメート3 SPORTの特徴
今回の「クロスクライメート3 SPORT」を一言で説明すると、スポーツタイヤ並みの高速安定性とハンドリング性能を備えたオールシーズンタイヤと言えます。
タイヤのグレーディングシステムのウェットラベリングは「a」を取得。雪道はもちろん、ウェット路面でも安定した走行が可能です。
※クロスクライメートシリーズでウェットラベリング「a」を取得したのは、今回が初となります。
また、転がり抵抗ラベリングは「A」を取得。静粛性・環境性能に優れた「低燃費タイヤ」に認定されています。
タイヤのグレーディングシステム
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が定めたタイヤの性能評価システムです。
「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」に分けて評価を行い等級表示をすることで、消費者にタイヤの性能をわかりやすく伝えることを目的としています。
- 転がり抵抗係数・・・・・・・ 5等級(AAA・AA・A・B・C)
- ウェットグリップ性能・・・・ 4等級(a・b・c・d)
転がり抵抗係数「A」以上、かつウェットグリップ性能が「a〜d」までの範囲のタイヤを「低燃費タイヤ」と呼んでいます。
さらに本製品は、ミシュランのブランドタイヤということで、質感が高いのもポイントです。特にサイドウォールは、スポーツカーや高級車に相応しい外観をしています。
もちろん「スノーフレークマーク」や「M+Sマーク」も付いているため、高速道路の冬用タイヤ規制時でもそのまま走れます。
※積雪の多い路面や凍結路面を走行する際は、タイヤチェーンの装着もしくはスタッドレスタイヤへの交換が必要です。
クロスクライメート3 SPORTに採用されている新技術
ここからは、「クロスクライメート3 SPORT」に採用されている新技術をご紹介していきます。
【雪上ブレーキ性能UP】「 Vシェイプトレッドパターン」をさらに進化

V字型に広がったパターンは「Vシェイプトレッドパターン」と呼ばれる専用デザインです。
基本デザインは旧モデル「クロスクライメート2」から引き継がれていますが、センター部分は大きく改良されています。
今回から中央にまっすぐのグルーブが入っています。これにより排水性が高まり、ウェットブレーキ性能がさらに向上します。
また、センター部分のブロックエッジ量も増加しています。雪をしっかり踏み固めた上で、エッジ部分が路面を引っ掻くことで、スノー路面でも高グリップを発揮します。
【ハンドリングUP】パイロットシリーズの「ダイナミック レスポンス テクノロジー」を採用
「クロスクライメート3 SPORT」には、ミシュランのスポーツタイヤ「パイロットシリーズ」で使われているベルト構造が採用されています。
「ダイナミック レスポンステクノロジー」と呼ばれるこの技術は、高強度で耐熱安定性に優れたアラミドとナイロンのハイブリッド素材が使われています。
これにより路面の密着性が向上。ドライバーのハンドル操作にダイレクトに反応するタイヤに仕上がっています。
ちなみにウェット路面でのラップタイムは、旧モデルのクロスクライメート2から約2.4%短縮しています。
【静粛性UP】サイズの異なるブロックパターン「ピアノアコースティックテクノロジー」を新開発
トレッド面のブロックは一見均等な大きさのように見えますが、実は微妙に異なります。
「ピアノアコースティックテクノロジー」と呼ばれる新技術で、走行中にタイヤから発生する不快な周波数を防ぐ役割があります。
このおかげで、今作から静粛性が大きく向上しています。
【ドライ&ウエットグリップUP】専用開発「サーマル アダプティブ コンパウンド2.0」を使用
「クロスクライメート3 SPORT」には、専用のコンパウンドも採用されています。
オールシーズンタイヤ用に専用開発されたこのコンパウンドは、スノー路面での高いグリップ力に加え、ドライ・ウェット路面での走りやすさをバランス。
ウェットグリップ性能最高ランク「a」の取得に貢献しています。
【デザインUP】トップブランドらしい質感を醸し出す「フルリングプレミアムタッチ」を採用
プレミアムオールシーズンタイヤということで、ミシュランのブランドタイヤで採用されている「フルリングプレミアムタッチ」も採用されています。
0.1mm単位で造形されたサイドウォールのデザインは、日光の反射角度を微妙に変え、ロゴやデザインをくっきりと浮かび上がらせます。
このベルベットのような高級感溢れる仕上がりは、ぜひ現物を見てご確認いただきたいところです!
通常モデル「クロスクライメート3」とどう違う?
今回登場した「クロスクライメート3 SPORT」は、通常モデル「クロスクライメート3」をベースに、高速安定性やハンドリング性能を高めたモデルです。
「クロスクライメート3」では、これまでのクロスクライメートシリーズから受け継がれてきた、高レベルのウェット性能やスノー性能に、低燃費性能やロングライフ性能をプラス。
より長く乗れるオールシーズンタイヤに仕上がっています。
対して「クロスクライメート3 SPORT」は、専用開発のコンパウンドに加え、パイロットスポーツで採用されているベルト構造を採用。
ドライバーのハンドル操作にしっかりと応えてくれるオールシーズンタイヤに仕上がっています。
また、スポーツタイヤ並の性能を持つタイヤということで、スピードレンジも高めに設定。全サイズ最高速度300km/hまで耐えられる「Y」表記となっています。
さらに細かいところで言うと、サイドウォールのデザインも若干異なります。
「クロスクライメート3 SPORT」の方が扁平率が低いため、それに合わせた平面的なデザインになっています。
↓通常モデル「クロスクライメート3」については、こちらで詳しくご紹介しています。
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クロスクライメート3 SPORTの実物を確認
実際にクロスクライメート3の現物を見てみましょう。
まずはラベルを見てみます。

ラベルのデザインは他メーカーと比べてシンプルです。下側にはタイヤのグレーディング表記も記載されています。
お次はトレッドパターンを見ていきます。

ブロック一つ一つが大きく、トレッド全体の接地面積が広く取られているのがわかります。

よく見ると、ブロックの大きさが微妙に違うのも確認できます。これが今回から採用されている新技術「ピアノアコースティックテクノロジー」です。
サイドウォールも見てみましょう。

「フルリングプレミアムタッチ」加工によって、サイドのロゴやデザインがはっきりと認識できます。
もう少し拡大してみます。

文字がくっきりと浮かび上がっているのが確認できます。

チェッカーフラッグに雪の結晶と、お洒落なデザインをしています。
ちなみにタイヤワックスを塗ると、サイドのロゴやデザインが、よりはっきり見えるようになります。
クロスクライメート3 SPORTのサイズ展開
「クロスクライメート3 SPORT」のタイヤサイズは、18〜21インチ、全27種類展開されています。
インチ | タイヤサイズ | インチ | タイヤサイズ |
---|---|---|---|
21インチ | 255/40 R21 102Y XL | 19インチ | 225/40 R19 93Y XL |
265/40 R21 105Y XL | 235/35 R19 91Y XL | ||
295/35 R21 107Y XL | 245/35 R19 93Y XL | ||
20インチ | 245/40 R20 99Y XL | 245/40 R19 98Y XL | |
255/40 R20 101Y XL | 245/45 R19 102Y XL | ||
255/50 R20 109Y XL | 255/35 R19 96Y XL | ||
255/55 R20 110Y XL | 255/40 R19 100Y XL | ||
275/35 R20 102Y XL | 255/45 R19 104Y XL | ||
275/40 R20 106Y XL | 275/35 R19 100Y XL | ||
285/35 R20 104Y XL | 275/40 R19 105Y XL | ||
285/45 R20 112Y XL | 18インチ | 205/40 R18 86Y XL | |
215/40 R18 89Y XL | |||
225/40 R18 92Y XL | |||
235/40 R18 95Y XL | |||
245/40 R18 97Y XL | |||
255/40 R18 99Y XL |
※「クロスクライメート3 SPORT」は、通常モデル「クロスクライメート3(16〜20インチ、全35種類)」と比べて大きめのサイズ展開となります。
店舗の意見
タイヤメーカー最大手のミシュランから、ついに新作のオールシーズンタイヤが登場しました!
しかも今回は2種類のタイヤが同時発売。特に「クロスクライメート3 SPORT」は、スポーツモデル向けに開発されたオールシーズンタイヤということで注目を集めています。
これまでは、春から秋にかけてはサマータイヤを履き、冬になるとスタッドレスタイヤに履き替える、という流れが一般的でした。
しかし最近は、突然の豪雨や降雪など、予想できない天候変化が多くなってきています。このような環境でも安心して走行できるのが、オールシーズンタイヤです。
路面が凍結する心配のない地域であれば一年を通して履き続けられるため、徐々に日本でも装着率が高まってきています。
ただし、オールシーズンタイヤはサマータイヤとスタッドレスタイヤの中間的な位置付けです。
純粋な走行性能は、やはりサマータイヤよりも劣るので、「走りを犠牲にしたくない」という理由でオールシーズンタイヤを避けられる方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、今回登場した「クロスクライメート3 SPORT」です!
スポーツカーやハイパフォーマンスカー向けに専用チューニングされているオールシーズンタイヤですので、走りに妥協を許さない根っからの車好きの方にもご満足いただけます。
また、ミシュランのブランドタイヤだけあって、見た目もかなりカッコ良いです。
ドレスアップ効果もあるので、愛車の足元をスポーティに仕上げたい方にもおすすめです!
まとめ
「クロスクライメート3 SPORT」は、オールシーズンタイヤに求められるウェット性能やスノー性能に、スポーツタイヤとしての性能をプラスしたタイヤです。
スポーツタイヤ「パイロットシリーズ」の技術も採用されているため、スポーツカーやハイパフォーマンスカーの性能を最大限に引き出せます。
高速安定性やハンドリング性能が優れたオールシーズンタイヤをお求めの方は、ぜひご検討ください!
また、通常モデルの「クロスクライメート3」も販売しています。こちらは軽自動車からミニバン・SUVまで全車に装着可能。初めてオールシーズンタイヤを装着される方にもおすすめです。
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